Last Modified: 2019.01.01 |
BIOS |
■ ROMバージョンの判別方法 最初に電源を投入したときか[設定]-[ペン]を選択するか、フルリセットしたときに表示されるペン位置補正画面の右下隅に小さな4桁の数字で表示されます。 レジストリだとHKEY_LOCAL_MACHIEPlatformのBuildの値で判別でき、WindowsCVersion.exeを実行しても判別できます。 箱や本体裏のシリアルナンバー(7桁-5桁-6桁)の真ん中の5桁の最後が8や9やAなら4300です。Bなら最新のBIOSである4403です。 |
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SDカード(MMC上位互換)の使用 |
■ SDカードの使用 PocketPostPetで使用できる外部記録媒体はMMC(MultiMediaCard)とされており、容量が少ない上に入手が困難となっています。 MultiMediaCard(MMC)はMMC Associationが規格化し、SD Memory CardはSD Associationが規格化しています。 SDカードはMMCとピン互換(上位互換)であり、スロットに挿入できれば、使用は可能です。しかし、カードのサイズはそれぞれ以下のようになっており、PocketPostPetのカードスロット入口のサイズを上回るため、SDメモリカードは使用できません。 しかし、KINGMAXから発売されているSDカード(SDCシリーズ)は、ロック機構(ライトプロテクトタブ)を省いたことにより、MMCと同じ1.4mmの厚さとなっています。 なお、ADTECのSDメモリカード「AD-SDKシリーズ」は防水仕様のためロック機構が省かれており、KINGMAXのOEMであると言われているため、同様に使用できると思われます。 |
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OVERCLOCK |
■ VR4121のクロックアップ耐性 PocketPostPetの基板は以下のようになっており、赤枠の部分のチップ抵抗を変更することでクロックアップが可能となります。 |
78MHz | 90MHz | 98MHz | 118MHz | 131MHz | 147MHz | 168MHz | 196MHz | |||||||||||
CLKSEL0 | Lo | Hi | Lo | Hi | Lo | Hi | Lo | Hi | ||||||||||
CLKSEL1 | Lo | Lo | Hi | Hi | Lo | Lo | Hi | Hi | ||||||||||
CLKSEL2 | Lo | Lo | Lo | Lo | Hi | Hi | Hi | Hi | ||||||||||
3909や4300の場合、一部のMMCが認識できないことが確認されています。しかし、4300の方が4303よりもクロックアップ耐性が高いという情報もあります。 |
133MHz(標準) 購入時には133MHzの動作をしており、左図のようになっています。 チップ抵抗の移動に自信がない方は、鉛筆で塗ってクロックアップすることできます。 | |
168MHz(推奨) 高い確率で安定動作するようです。 ただし、BIOSが4303の機器では32MB以上のMMCを使用するとアクセスエラーが出るという報告もあります。 | |
196MHz(危険) VR4121のデータシートに「設定しないでください」と記載されていることから、安定動作するかどうかは運次第です。ロットによっては安定動作しているようです。 |