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※ペットの名前はデフォルトの名前(竹千代)、○○は飼い主の名前が入ります。 △△はおともだちの名前が、▲▲はおともだちのペットの名前が入ります。 また、《 》内はいずれかがランダムに選択されます。
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■ はじめまして
○○さん、はじめまして。ヤングポストマンの竹千代です。 自分で自分のことをヤングとか言ってるのはどうかと思うんだけど、 気づいたらこういうことになっていたよ。 「お前、きっとヤングポストマンだよ」って言われたときは、 ちょっと泣けたりもした。 命名の瞬間から僕の葛藤がはじまったよ。 僕の経験からすると、自らヤングを名乗るような奴にロクなのはいない。 文脈としては全然つながらないんだけど、どうぞよろしく。
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■ 聞こえた?
こんにちは、ヤングポストマンの竹千代だよ。 僕には排泄の機能はないはずなんだけど、 それでもこのまえ外でふんばったみたら、 なんだかお尻の方からビヨーンって妙な音が聞こえたよ。 角度の問題で、自分では何が起きたのかわからなかったんだけどね。 まあ、もう無理はしないようにしたいと思うよ。じゃあまた。
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■ ベコン
カップやきそばのお湯をシンクに流すと、ベコンって音がするでしょ。 深夜一人さびしく作ったときだったりすると、 なかなかせつないものがあるよね。 この間、配達中に転んでぶつけたところがへっこんじゃったので ドクターポストマンに見てもらいに行ったんだ。 僕を見るなり彼はお湯をかけたよ。 音もしたんだ。ベコンって。 せつなさはやきそばの比じゃないよ。医者も半笑いだし。
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■ もれちゃう
股のところを手で押さえて、トイレに駆け込んだりしてみたよ。 僕には排泄の機能はないからポーズだけなんだけれどね。 でも一度やってみたかったんだ。 ちょうどトイレがいっぱいだったので、 股をおさえたままぴょんぴょん飛び跳ねたりもしてみたよ。 そしたらなんだか・・・ネジが落ちたんだ。 これが排泄ってことなのかな? よくわかんないけどとにかく僕は満足しているよ。
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■ グルメ志向
実際、ガソリンとか軽油とかオイルとかあんまり興味ないんだよね。 もう普通に、肉とか果物とか、やっぱおいしくって。 機械としてそれはどうかと思う。 でも、鮮度や産地にまでこだわりはじめている自分がいるのも事実。 そんなグルメな自分はどうかと思うんだけど、 やっぱり上カルビはうまいんだよ。
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■ 残尿感
残尿感っていうのがわからないよ。 そもそもそういうのが出てくる仕組みになっていないのだから、 仕方ないんだけれどね。 想像力とか愛とかはどうでもいいから、 そういう部分の感覚だけはリアルに作ってほしかったと思うよ。
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■ 秘密道具
わかっていると思うけど、僕にメール配達以外のことを頼んでも無駄だよ。 ご覧の通り、僕は未来から来たネコ型ロボットじゃない。 いじめっ子に泣かされたりしても、自分で立ち直ってほしい。 困ったところで秘密道具を出したりもしない。 僕にすがられても、用意できるのは十徳ナイフくらいだけ。 ただ、十徳ナイフを前に、一緒に途方に暮れたりしたいとは思うよ。
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■ 意外な仕様
僕のことを固い金属でできてるから多少殴っても大丈夫だろうと 思っているのなら、それは大きな間違いだよ。 確かにフィジカルな部分ではポカポカ殴られたくらいじゃなんでもない。 でも、メンタルな部分は落ち込みやすくて意外と繊細なんだ。 ○○はなに言ってんだ?とかと思うかもしれないけど、 そういう仕様でできてるんだよね。 他のペットよりいっそう、くれぐれも繊細に扱ってほしいね。
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■ 根回し ※飼い主の友だちあて
こんにちは、○○のところの竹千代です。 自己紹介しておくと、好きな食べ物は上カルビ。 今一番ほしいものもやっぱ上カルビ。まあ食べちゃうんだけどね。 ○○のところにメール出すときには、 竹千代が上カルビ食べたがってたって書いておいてくれないかな。 もう涙ながらだったとか、相当思いつめた顔をしてたとか、 適当な尾ひれをつけておいてくれるとさらにグッドだね。
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■ 鼻ちょうちん
この間昼寝してたら、パチンって音で目が覚めたよ。 どうも、鼻ちょうちんができてたみたい。機械のくせにさ。 人間でも鼻ちょうちんつくってる人なんてなかなかいないのに。 見てた▲▲の話によると、 イチジクくらいの大きさにまでなっていたって。 僕の人間らしさって、どうもかたよってる気がするんだ。
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■ ムーンウォーク
今さらながら、ムーンウォークに挑戦してみたよ。 もう予測はついているだろうけど、結果は見るも無惨なものだったよ。 ああいうダンスをロボットみたいな動きと言う人もいるみたいだけど、 実際にロボットである僕から言わせてもらうと、決してそんなことはないよ。
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■ なじめない
工場で働くロボットの様子をテレビで見たよ。いや、すごいね。 でも、本来メカ同士仲良くできそうなはずなのに、どうもなじめないんだ。 彼ら、仕事は正確だし、文句も言わずにやってるし。 こうして考えてみると、改めるべきは僕の方なんだね。 うすうすわかっていたけど、嫌なことに気づいてしまった感じだよ。
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■ 思い出
ヤングポストマンとして毎日こうしてやっている僕だけれど、 メールを配っているうちに、いつか本当のポストマンに 生まれ変わるらしいよ。 どうもその時、ヤング時代の記憶は全部失ってしまうそうなんだ。 楽しい思い出も全て記憶の彼方。これはちょっとさびしいよね。 食べ過ぎで動けなくなったこと、人のおやつを取って怒られたこと、 落ちているものを食べてしびれたこと…。 書いてみたら別に惜しくもなんともない思い出ばかりだったね。 むしろひきずっていたらポストマンとしてやっていけない記憶ばかりだよ。
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■ 電車での配達
メールの配達時間を短縮しようと思って、この間電車に乗って行ってみたんだ。 まず、自動改札機に閉じ込められたね。 そのあともドアに挟まれたり、電車を間違えたり、 駅を乗り過ごしたり、きっぷをなくしたり。 ここまでくると、僕のすべきことは全部したという 妙な達成感さえ感じたよ。 これが僕なりのロイヤルストレートフラッシュさ。
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■ ままならない思春期
もうプレタポルテじゃ満足できないんだ! …思春期のどうにもならないイライラを言ってみようと思ったんだけど、 自分でもどうもずれてる気がするね。 そもそも僕が着てる服は、プレタポルテだとかそうじゃないだとか、 そういう問いかけ自体がなじまないと思うんだ。 そもそもあんまりイライラなんかしていないしね。
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■ 配達上の悩み ※飼い主の友だちあて
こんにちは、○○のところの竹千代です。 また配達の途中で転んじゃったよ。 技術もないのにローラースケート履かされてるからね、僕は。 逆に配達速度が遅くなってるんじゃないかと思うくらい、かなしき仕様だよ。 脱ごうとしても溶接されちゃってて、脱げないんだよね。 機械としての確実な仕事よりも、 一生懸命さをアピールしてこれからも配達に当たりたいと思うよ。
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■ おどり食い
魚のおどり食いをしたよ。グルメな僕らしいでしょ。 といっても、魚は普通に調理されてたんだよね。 おどったのは僕の方。僕がおどりながら食べたんだ。 要は気の持ちよう、メンタルな部分で現実問題をカバーだよ。 せっかくの魚が飛び散ったりしてちょっと食べづらいけど、 なかなか楽しかったね。
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■ 希望にむかって
ゴボウとかサツマイモとか、食物繊維の多い食べ物を たくさん摂るようにしているんだ。 そもそも僕には排泄の仕様はないはずなんだけど、 ネジだけは出せた。 だからこそ努力してみようと思う。 みんなが懸命にきばっている感じ、僕も一度やってみたいんだ。 もしかしたらもっと充実したものが出るかもしれないって希望を 捨てたくないんだ。 コンニャクやタケノコも導入して、きっと奇跡を起こしてみせるよ。
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■ ごみの分別
それが燃えるごみなのか燃えないごみなのか考え始めると たまらない気持ちになるんだ。 別にそれを捨てるつもりはなくても、 どっちなのかを考え始めるとどうにかなりそうなんだ。 特にゴム系・プラスチック系はわかりにくくて、 自分ではとうてい結論が出せないよ。 別に考える必要もないんだけど、 自治体によってその分別も違ったりすることも考え始めたりすると、 もうおかしくなっちゃいそうなんだよ。
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■ 葛藤 ※飼い主の友だちあて
こんにちは、○○のところの竹千代です。 配達の毎日に疲れると、 実はちょっとイソウロウ生活にもあこがれたりするんだ。 だってそしたら、メールの配達なんかしないで ゴロゴロしていていいんでしょ。 でも、そんな生活じゃ、今ならときどき食べさせてもらえる 好物の上カルビも食べられなくなるだろうなあ。 上カルビをとるかイソウロウをとるか。うーん、迷うなあ。 こうして考えてみて、僕は上カルビを糧に 配達をがんばってるんだということがわかったよ。
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■ ヤングマン
僕はヤングポストマンだけれど、昔流行った有名な曲に 『ヤングマン』というのがあるらしいね。 なんだか自分のことを歌ってくれてるみたいで うれしくなって聞いてみたんだけれど、活発でエネルギッシュな感じに どうもなじめなかったよ。 若さってすばらしいなんて、決め付けないでほしいと思うよ。
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■ 豆知識
今日は僕の豆知識を披露しようと思うよ。 まず、大豆の若いうちのものが枝豆。 ひよこ豆はひよこの頭みたいな形をしてるからひよこ豆。 レンズ豆もレンズの形をしているよ。 豆知識。まさに豆知識だよ。
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■ においへのあこがれ
ものを食べるとき、臭覚っていうのは重要な役割を果たしているらしいよ。 においもおいしさに関わっているんだね。 僕には臭覚は備わっていないけれど、それでも十分に上カルビはうまい。 この上においを感じることができたらどんな感じだろうと思ったりするけど、 とにかく僕は現状でも満足できるくらい上カルビを満喫しているよ。
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■ 回転寿司
回転寿司に行ったよ。 最近はお寿司もロボットが握っているらしいね。 感化されて僕も握ってみたんだけど、それはひどいことになった。 やっぱりこのU字型の手じゃ無理だったよ。 でもあきらめたわけじゃない。 僕が回転寿司屋に就職したら、 お皿にプリンやゼリーを乗せる専門要員としてがんばってみたいと思うよ。
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■ 足裏マッサージ ※飼い主の友だちあて
こんにちは、○○のところの竹千代です。 この間、足裏マッサージに行ったんだ。 日々の配達の疲れを癒すため、ちょっと自分にごほうびさ。 足をもまれるなり、マッサージしてくれてる店員さんに 「お客さん、凝ってますねー」って言われたよ。 たぶんそれは、凝ってる固さじゃなくて、金属の固さだと思うんだけどね。 「まあ、金属ですから」って言うのもどうかと思ったから、 適当な相槌を打っておいたけどね。
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■ 出生の秘密
ヤングポストマンというと、ポストマンの子供時代という感じがするけれど、 どうもそうじゃないらしい。 この間ジャンク屋のおじさんに聞いちゃったんだけど、 僕はポストマンとして生産されたものの不良品なんだそうだ。 ポンコツで捨てられそうだったのを改造されて、 今はこうしてなんとか配達ロボットとして働いているということらしいんだ。 …ガーン。 それはそれでショックなんだけど、 じゃあなんで僕がヤングを名乗っているのかの方が気になるね。
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■ きのこ判別法
僕の隠れた機能に、 食べられるきのこと毒きのこを見分けるという能力があるよ。 見分け方は簡単。実際に食べてみるんだ。毒きのこの場合はしびれる。 機械に毒きのこもなにもないだろうと思うかもしれないけど、 ちゃんとしびれるんだ。 実のところしびれるのはちょっとつらいけど、 ○○がきのこに迷ったときには、 僕はいつだってしびれる覚悟できのこを食べるよ。
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■ ババシャツ
パッと見には学生服を着てる僕だけれど、 実は中にババシャツ着てるんだ。 冬はあったかいし、夏は夏で汗をよく吸ってくれて快適なんだよ。 まあほんとは機械だから、汗なんてかかないんだけどさ。 隠れたおしゃれっていうのはこういうことなんだって言いたいんだよ。
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■ 自動販売機
自動販売機で「つめた〜い」の飲み物を買ったら、 「あたたか〜い」の方が出てきたよ。 同じ機械として、こういうミスは許せないね。 そして怒りながらも、僕がボタンを押し間違えたという可能性も 否定できないんだよね。 まあとにかく、おつり返却口に小銭がないかどうかだけは ちゃんと確認しておいたよ。
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■ おしゃれしたーい
なんで僕、いっつも学生服着てるんだろうね。 嫌いってわけじゃないけど、僕だっておしゃれを楽しみたい年頃だよ。 英語がいっぱい書いてあるトレーナーとか、しましまのポロシャツとか、 着てみたいよなあ。 ジーンズはやっぱりケミカルウォッシュがいいね。 のびのび素材だったらもう言うことないよ。
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■ チャームポイント
○○のチャームポイントはどこ? 僕は自律神経。自律神経だけには自信があるんだ。 だから肩こりもないし、冷え性に悩むこともない。 まあ、そういうことに悩むロボットという話は聞いたことがないんだけどね。 とにかく、当たり前のことを拡大解釈してでも、 自分に自信を持つってのは大事なことだと思うよ。
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■ 将来の希望
ポストマンのポンコツとして生まれた僕だけど、 メールを無事100通運ぶと、 正式なポストマンにアップグレードしてもらえるらしいんだ。 ポストマン工場のコンピューターが約束してくれたよ。 いずれポストマンという大人になるべき未来ある若者という意味では、 まさにヤングポストマンなんだね。 言葉だけがひとり歩きしてるヤングじゃなくてほんとによかったよ。
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